心と身体
なぜ癌になるか。
私は癌になって3年目くらいから、そのようなことを考えるようになった。
きっかけは、カウンセリング。
癌になったことがきっかけではなく、自分の生きづらさをなんとかしたくて3年間受けている。
話をしていく中で、癌になることで自分が納得出来ることがあったのでは?または、癌にならざるを得なかったのでは?と思い始める。
そして4年目の冬、癌の治療に取り憑かれたようになっている自分を指摘され、癌を治すことに執着している自分を知った。
癌患者であれば、治したいと思うのは当然だろうけど、私はそれが行き過ぎて、効果があるかどうか分からない代替療法にまで夢中に。
もう周りが見えていない状態で、朝から晩まで、癌についてネット検索ばかりしていた。
カウンセラーさんの言葉で目が覚め、それから数ヶ月経ち
振り返ると癌治療にとらわれていた頃が、いちばん身体の状態が悪かったという事実。
縮小していた腫瘍が大きくなり、どうしようとパニックになり、余計に代替療法にのめり込むという悪循環だった。
それから抜け出た今、身体の状態は落ち着いている。
これらの自分自身の経験から、心と身体は密に繋がっていることを確信した。
少しは冷静になった今、なぜ癌になったかを改めて自問して行きたいと思っている。