癌から離れること
仕事の職種も変わり、今は癌という病から離れた日常生活を送っています。
それで困ったことがあるかというと、実のところ何もありません。
症状は安定しており、投薬と定期的な通院のみです。
副作用も落ち着いています。
あれだけひどかった腰の痛みもあまり感じられません。
血液検査をし、その結果で右往左往することはでてくるかもしれませんが
あくまでも現時点においての状態です。
癌について考えない方が体調が良い。
これは、不思議なことではなく当たり前のことなんだと思います。
痴呆の人は、癌が消えることがあるそうです。
癌であることを忘れてしまうから。
確信をもって言えるのは、癌にとらわれなくなっているということ。
樹木希林さんしかり。
小林麻央さんしかり。
小林麻央さんは、進行性の癌のようなので、当てはまらないのでしょうが
少なくとも、とらわれているようには見えません。
癌を受け入れ、排除しようと血眼になることもなく
かといって生きることに諦めはなく、未来に向けて意欲的です。
癌には色々な種類があり、いちがいにまとめて言えないのですが、
こういったことが該当する場合があるってことを世間が認識すれば
恐ろしいものじゃなくなると思います。
木を見ずに森を見る、という言葉があります。
一旦、離れることで全体を見れ、自分がとらわれていないかを、知ることは
それ自体が良い治療になると、私は強く思います。